感謝力。

先日、文字職人の杉浦誠司さんの紹介でプロゴルファーの古市さんとお会いしました。

還暦の時にプロテストに受かり、現在74歳の現役プロゴルファーの古市さん。

全国を講演で周ったり、本も多数出版したりと超多忙なお方とお食事出来るチャンス。










色んな面白い武勇伝を聞かせていただきましたが、中でも印象的だったのは

テレビ番組の企画でタイガーウッズと対戦した時のお話。

TV中継も入り、ギャラリーは1コースに4000人。目の前の相手は

天下のタイガー。緊張しない訳がありません。












でも結果的にタイガーに勝ち「まいった」と言わせてしまった古市さん。

どうやってそのプレッシャーに打ち勝ったのですか?と質問すると

「不安やプレッシャーは誰にでもある。でもそれを消すことが出来る

それは感謝力なんだ」と答えました。














「感謝力」感謝できる力の差なのだということでした。

「タイガーと1対1の勝負が出来ることに感謝。お陰で沢山のギャラリーの方々に

自分を知ってもらえてありがたいという感謝。年老いても健康でゴルフが出来ることに

感謝。」とにかく自分の周りの全てのことに感謝をしてると不安が無くなって

しまうのだそうです。














古市さんはラウンドの前にティーグラウンドに向かって一礼。終わった後に

ホールに向かって一礼されるのだそうです。

日本のゴルフ会のイメージを変え、世界からもっと日本人が注目されるには

まだまだ感謝が足りないというお話でした。













ごくシンプルで当たり前かのようにも聞こえる話ですが、

名声を築き、ゴルフ会で圧倒的地位を築いている古市さんが言うからこそ

とても深く説得力のあるお話でした。












阪神淡路大震災を神戸で経験し、20年もの間自治会長として

街づくりや防災にかなりご尽力された古市さん。

そんな立派なことを沢山やってきているのにも関わらず、自分の半分も生きてない

僕たちに対し、敬語で丁寧に語りかけてくれます。












しかも僕たちとの出会いに感謝と仰っていました。

まさに「感謝力」を体現している古市さんの人生。

この出会いはきっと必然!!全てのことにもっともっと感謝を忘れずに生きていきたい

です。