強さと優しさ。

昨日報道で小林麻央さんが亡くなったことを知りました。

海老蔵さんの会見はとても漢らしく、闘病生活の中で彼も人として

逞しくなっていったのが伝わってきました。











麻央さんが世界で影響力のある女性100人で選ばれた時のブログが

とても印象的だったのでここに転載します。










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人の死は、病気であるかにかかわらず、

いつ訪れるか分かりません。

例えば、私が今死んだら、

人はどう思うでしょうか。

「まだ34歳の若さで、可哀想に」

「小さな子供を残して、可哀想に」

でしょうか??

私は、そんなふうには思われたくありません。

なぜなら、病気になったことが

私の人生を代表する出来事ではないからです。

私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、

愛する人に出会い、

2人の宝物を授かり、家族に愛され、

愛した、色どり豊かな人生だからです。

だから、

与えられた時間を、病気の色だけに

支配されることは、やめました。

なりたい自分になる。人生をより色どり豊かなものにするために。

だって、人生は一度きりだから。

――――――――――――――――――――――――――――原文のまま












この文章から私が感じたのは「強さ」と「優しさ」の2つです。

「たった一度の人生を彩り豊か」にするのは、今起こっている事実が全てではなく

「どのように考え、どのように生きたか?」です。

それをどんな状況でも出来る人が本当の意味で人生を充実させていると

思うし、「強い人」だなと感じました。













果たして自分が同じ状況に直面した時にこのように考えることが出来るかは

分かりません。毎日マイナス発想ばかりしてメソメソしてるかもしれない。

でも、自分を生んでくれた両親と支えてくれた妻、

そして可愛い子供たちに「無念だろうな」とか「父は幸せだったんだろうか?」

と悲しませるようなことだけはしたくない。













麻央さんがどう思ってこの文章を書いたかは分かりませんが

残された家族への「優しさ」や愛情がたっぷり込められている。

きっと家族は彼女の人生を強く誇りに思っていると思う。

安らかに眠って下さい。