動かすんじゃなく止める。

かれこれ2週間前のこと。

9月1日防災の日は毎年恒例の避難訓練の日です。

新店舗で行うのは初めて。









震度5地震が襲いそれにより2階の食堂から出火するという設定です。

それぞれが机の下に隠れる、

そして揺れがおさまったらお客様を安全な場所に誘導していきます。

消火活動、消防署への連絡、お客様の誘導、最後の点呼までキビキビ行動していきます。











その後は消火活動中に煙を吸い込んでしまったスタッフの救命活動の練習。

AEDを購入した際にお世話になっていたフクダ電子さんにお越し頂いて

改めてAED講習と心肺蘇生の練習。










ご存知の方もいるかもしれませんがここで、

AEDと心肺蘇生に関する豆知識講座!!!!!(知ったかぶりでスンマセン)










その①「AEDってそもそも心臓を動かすものではなく心臓を止めるもの」って

知ってました?僕はこれ全く知りませんでした。心臓をビックリさせて

動かすものだと思ってました。

心肺停止状態の時は心臓が一定のポンプの動きをしていなかったり、力が

弱かったりすることで体中に血を送ることが出来なくなります。

よってまずはその不規則な動きをリセットさせる為に電気ショックで心臓を

止めます。その状態で規則的なリズムで心臓マッサージを行い全身に血を

送ります。











ちなみにAEDを箱から出せば次にどんな行動をするのかという事を全て

音声で案内してくれます。電気ショックは必要と認識した場合しか流れませんので

素人が電気を流すとか流さないとか判断する必要は一切ありません。

とにかく意識が回復して目が覚めるまで止まることなく交代しながら

心臓マッサージをすることが最も大切なのです、









その②「人工呼吸は自信が無ければやらなくても良い」

衛生的にやりたくないなぁという迷いがあったり、しっかり人工呼吸をする

自信が無いのなら別にやらなくても良いんです。それよりも大切なのは

「心臓マッサージ」を止めない事。人工呼吸しようかどうか迷って手を

止めるくらいならひたすら心臓マッサージした方が救命率は下がらない。











その③「心臓マッサージの際、あばら骨は折れてしまって構わない」

ちょっと想像しただけで怖くなりますよね。そもそもあばら骨の役割は

柔な内臓を覆って守ることです。中の柔な内臓を押してポンプのように

動かすにはそれを守っている堅いガードを折ってでもちゃんと押さなければ

いけません。適正にマッサージがされた場合はほとんどのケースで

あばらが折れているみたいです。










いかがでしょうか?僕はあまりにも自分が無知すぎるなぁと恥ずかしくなりました。

他にも色々ありましたがこの辺にしておきます。

皆さんもいつ自分や自分の周りの人が当事者になるかは分からないので

専門家を呼ぶなどして必ず講習を受けていただきたいと思います。

ファミリーカーショップにお越しの際に万が一が起きた時は僕達が出来る範囲で

全力を尽くせる準備をしておきます!!!