なでしこジャパン!!!!

やりました!やったんです!やってくれたんですっ!クーー!!!(カビラ風)


早起きしてまで見た甲斐がありました!

今までサッカーを観て涙を流したことは何度と無く有りますが

今日の涙は格別でした。鳥肌立ちまくりでした。







試合開始から終了までピンチの連続。普段サッカーを観ながら叫んだり、

怒ったり、人が変わってしまう性格なのですが、正直今日は切れまくりでした。

日本のミスの多いこと。多いこと。澤にいたっては別人か?と思うほど。

スウェーデン戦のなでしこイレブンはどこに?

あの時の落ち着きのあるパスサッカーはどこに?

女版バルセロナはどこに?

ポゼッション50:50って発表があったけど

日本のポゼッションエリアはほぼ最終ラインでしょ。アメリカはほとんどが

ハーフウェーを超えてのポゼッション。正直サッカーの質は高くはなかった。

日本の長所を消す策できたアメリカがすごかったのかもしれないが

見事にはまってしまった。






そんな中先制を許し、いよいよ覚悟を決めた。

心なしかその時間帯からボールが回り始める。なでしこが息を吹き返し始める。

あきらめムードが薄れていく。

そして待望の同点弾!

正直、ラッキーな部分もあったけど宮間のラストタッチには知性と落ち着きを

感じました。これはいけるかも。

それでも正直本来のなでしこイレブンの調子には程遠い。

特に前の5人はミスが多い。

同点には追いついたが相変わらず自分の叱咤激励と不満をつく声は消えない。

そして消化不良のまま延長戦へ。








ワンバックに勝ち越しヘッドを決められた時はもう皆があきらめたんじゃ

ないでしょうか?サポーターとして自分は失格でした。

思い通りにいかないなでしこのパスワークにイライラは最高潮、

おまけに勝ち越しを許し気分は絶望的。

絶望的、絶体絶命のピンチを救うのがやはりヒーロー澤。

この人は持ってるなあとつくづく思いました。

さんざん澤のプレーに文句をつけまくってたはずが、

澤の握り締めた両手こぶしにあの笑顔を見たときに知らないうちに

涙がこぼれていました。それと同時にハッと気づきました。








内容が良いサッカーするのにこしたことはありませんが、

そもそも日本のいい所って、「あきらめない、何度でも復活出来る事」だ。

2度突き放されても全くあきらめていないなでしこイレブン。

むしろそれを楽しんでいるようにも見えました。

イレブン皆(特に澤)は実は精神的にものすごい次元のところでサッカー

やってたんじゃないかなって気づきました。

そもそもサッカーの質にけちをつけていた自分が恥ずかしかった。

特に震災のこととかも含めて背負っているものが大きかったんじゃないかな。






阪神大震災の時にオリックスが確か優勝しました。

今年のJリーグではたいして強くも無かった仙台が大躍進しています。

日本人はこういう逆境に立った時に特に力が発揮出来るんだ。

誰かの為に!って思った時に勇気が沸くんだ。

原爆落とされても、焼け野原になっても、辛い辛い大震災があっても

何度でも立ち上がる。何度でも復活する。

そういう遺伝子をもっていると言うことを改めてなでしこジャパン

体現してくれた。

ブサイクで泥臭いサッカーだったかもしれない。

けど今まで見たサッカーの試合でこれほどまでに日本を誇りに思ったことは

一度も無かった。

ありがとうなでしこジャパン