イエローナイフからの手紙
高校の時の友人がカナダのイエローナイフに住んでいます。
そこでオーロラが見れるツアーのガイドをする会社で働いています。
彼は高校の時は決して優等生ではなく、クラスの中心人物で応援団長をやったり
部活はバスケを頑張ってたり、とは言えイジメとかするようなヤツでもなく。
まぁとにかく仲良くしてくれたとってもナイスガイ。
パチンコ屋さんでバイトしてお金を貯めて「俺は海外に行く」とか言いだして。
「英語も喋れんくせに何を言っとんの〜!」って総ツッコミ受けながら
知らん間にカナダへ行ってしまった。それから10数年一度も会ってない。
だけどフェイスブックなどで元気に仕事をやってること、仕事に誇りを
持ってること、結婚して幸せそうなことくらいは知っている。
そんな彼から急に英文でメールが届いた。悪戦苦闘して訳したところ、
10月に日本に帰る予定があるからその時に見学に来たいとのこと。
全然会えないんだけど、どこかで繋がっている。コミュニケーション取れて
ないけど、彼の活躍を見て「コイツとはずっと繋がっていたい」と思える
存在。
常に繋がっていられるなら越したことないが、昔っからの友人の数を数えたら
全員とコミュニケーションをとるのは不可能だ。でも――。
仕事を楽しんでいれば、人生を活き活き生きていれば、友人と離れることは
ない。
いつでもあの時みたいに話せる。あの時と変わった友人も認められる。
きっと自分のことも認めてくれる。思いっきりバカやれる。
んん。今日は友人からの連絡が嬉しくて嬉しくて気分が良いのです。