かまど会!

可児市近郊に住んでいる方はご存知な方も多いはず。

下恵土にある「かまど」さん。

かまどの社長が声をかけ、色々な業種の人がちょっとずつ集まってきて

勉強会をやろう!となって発足したのが「かまど会」です。








ただ食事をして交流して終わりーではない所がこの会の良い所。

何をしているのかと言うと、持ち回りでそれぞれの会社見学をし

その会社の社長なり責任者が会社のプレゼンを行う。

そしてその後の食事会でそれについてみんなでああでもないこうでもないと

議論をする。

それを各会社でローテーションしていき一巡したら、また最初から回っていくという

流れです。

もちろん異業種から学ぶ事は沢山あるし、何よりこの地元に素晴らしい企業が

いっぱい有る事を知れるのが僕にとっては最大のメリットです。







6月の訪問先は八百津の「富信」さんです。







ネジや金属部品を加工している企業さんです。

商品を載せるのはNGなのでお見せ出来ませんが、とても細かい部品です。

写真からでも分かると思いますが、めちゃくちゃ綺麗です。

工場という感じがしないくらい綺麗です。







今回の見学で感銘を受けたのは各務社長のお話にあった

「効率的な部分と非効率な部分のバランス」についてです。

効率の部分は機械が多くを占めます。どんな大型機械を投資するか、

何個機会を入れるのか、どんな最新機能なのか?などそこでもって効率化を図ります。

もちろんですが沢山の従業員の方がみえます。ではその方達の役割は?

効率を上げるための機械のメンテナンス、準備、確認、検査などがあります。

それとは別に空いた時間が出来ます。非生産時間です。言ってみればココが

非効率な部分です。

新しい仕事を考える・創造するも良し、時にはくっちゃべってコミュニケーション

図るのも良し、掃除するのも良し。何をやっても良いんだそうです。

スタッフのアイデアで40周年記念パーティーを盛大にやったり、

三味線クラブがあったり、フットサルをしたり、ヤギを飼ったり。

そういったことも全て社員が提案し、社員が実行しているんだそうです。










効率を追いかけるのと同時に非効率な部分でもって未来に投資出来ているか?

スタッフに対して口だけの権限委譲ではなく、お金や時間に対する権限も委譲して

いるか?それこそが働きやすい環境を作るのと結果的に素晴らしい業績を

生み出している秘訣なのだと言う事です。

恥ずかしながら、工場に対する意識がガラッと変わったのと自分自身の考え方も

変えていかなければと感じました。








ウチの場合は効率を追いかける所が機械が占める割合が圧倒的に少ないので

(結局は効率化も仕組みやシステムなど人による部分が多い)

人でもってしっかり効率を追い、人でもって未来へ投資する。

バランスは難しいけどやりがいがあります。必ず良い着地点に出会えます。

それまでは日々精進!日々模索!であります。

「効率主義から人間主義へ!!!」