たまにはちょっぴりイイハナシ。
車屋だから出来ること
被災されました。被害はあまりにも甚大で、展示車両全て、事務所、
そして社長の自宅までもが津波に流され壊滅的状況との事でした。
ＴＶでも報道されているとおり大船渡市全体が壊滅的状況で
その車屋さんのスタッフの車はおろか、市民のほとんどの人が車を失い
移動手段に困っているとのことでした。
スタッフ皆で考えました。
車屋だから出来ること。ファミリーだから出来ること。
それは車を届けることです。
お客様の下取りで頂いた車検付きのお車を東北に送る。
その車を利用して頂き、岩手の方々の復興の足がかりにしていただこう。
そうすることは岩手の方々にとっても
下取りでお預け頂いた岐阜のお客様方にとっても
それを仲介させていただく私たちにとっても
幸せで喜ばしいことなのではないかと考えました。
スタッフ全員が気持ちよく賛同してくれました。
とても嬉しかった。
ただ問題もありました。岩手の港が壊滅しているので通常は船便で運ぶ
所を陸路でしか運べないとのことでした。陸路になると移動距離も時間も
かかるため料金が当然高くなります。
ボランティアとは言いながらも少しでも出費を抑えないことには
沢山の車を送ることもままなりません。
陸送会社の見積もりを前に頭を悩ませていた所、１社の陸送会社が
「そういう事情なら１度前向きに検討させて下さい」と伝えてきました。
３０分後・・・
「私たちも是非協力させて下さい！」と言って出してくれた見積もりは
陸送会社各社の金額の約半額でした。
人件費とガソリン代にもならないくらいです。
それを聞いた時は本当に涙が出そうになりました。
助け合う人間の素晴らしさを教えていただきました。
お客様やスタッフ、陸送会社の協力を経て、
写真やメッセージと共に６台の車を岩手に送ることが出来ました。
支援プロジェクトはまだこの先も第２弾、３弾と続きますが、
この経験を通じ、人の優しさ、暖かさに触れられる事が出来、
そして全スタッフの素晴らしい人間性を再確認することが出来ました。
逆にこちらが勇気と感動をいただきました。
最後に１枚。これは東北行きの車の出陣式での風景です。
中のＢ紙の寄せ書きのメッセージと共に貼り付けた写真です。
少し不謹慎かなという迷いもありましたが、
湿っぽいのは苦手です。ここはファミリーらしく。元気よく。明るく。
この思い岩手へトドケ！！！！！！！
