一人ひとりの出来ること

東北地方太平洋沖を震源とする地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧されますようお祈り申し上げます。

3月11日以降、毎日毎日目の背けたくなるような、胸の締め付けられる
ニュースが延々と流れています。
悪い夢なら覚めて欲しいと願ってやみません。
ですが、今は現実と向き合い被災していない元気な私たち一人ひとりが
何を出来るかを真剣に考えなければなりません。

芸能人、スポーツ選手の募金活動や慈善活動には本当に心打たれます。
サッカーのチャリティ試合やジャニーズの募金活動、現地での炊き出しや
チャリティオークション。
金額の大小ではありませんがユニクロの柳井社長やソフトバンク孫社長
英断にも目を見張るものがありました。
まさにその人にしか、そのチームにしか出来ない事、役割、責務を
皆が全うしています。

恐らく政府も色んなことに全力を尽くしてくれているんだろうと思いますが、
「首相降ろし」の話や政権批判、大連立の拒否などの話題にはがっかり
させられます。各党首合同記者会見で皆が横一列に手をつないで「皆一丸となり
ガムシャラに頑張ろう!!」ただそれだけで皆が奮い立てる、
こんな時だからこそ協力しあう姿を国民に見せてくれたらどれだけ
勇気付けられることかと感じます。

もう起きてしまった事を嘆いてばかりはいられません。
この機会にもう一度日本全体で大きく成長を遂げる、もしくは
素晴らしい日本に生まれ変わるきっかけにしなくてはいけません。
戦後焼け野原から急成長を遂げた60年前の日本のように。

最近はネット社会だとか隣近所との付き合いが無くなってきたとか
身内同士の悲しい殺人事件とかそんな話題ばかりでした。
昔のように隣の家で醤油を貸し借りするようなことは現代社会に
おいて有り得ませんでした。

昔のようにもっと人と人とが繋がり、支えあい助け合って日本国そのものが
変らなければいけない転換期にあると考えます。
だからこそ単発的な支援ではなく、東日本が本当に復興するまでの
十数年間継続して皆が支援できる心意気や体力が必要になります。

そのためにも今出来る限りのことをする。色んな事を自粛しない。
元気な私たちが消費を止めない。お金の動きを止めるのは人間で言う
血流が止まるのと一緒です。
東海地区の皆さんを更に元気にさせるために今出来る商売・サービスを
全力で取り組みたいと思います。